こんにちは、まるしげです。
今日は、書道をしている中で私が好きな時間について書いてみようと思います。
それは「墨をする時間」です。
書道というと、どうしても“書く瞬間”に意識が向きがちですが、実は私は書く前の準備の時間も好きです。
硯に水を入れて、ゆっくり墨をする。
静かな音を聞きながら少しずつ墨が広がっていくと、不思議と気持ちも落ち着いてきます。
最近は便利な墨液も多く、すぐ書き始められる良さがあります。
私も普段使うことはありますが、時間がある時は固形墨をするようにしています。
仮名を書く時には、古梅園の「さがみ」を使うことが多いです。
長く使っているので自然と手に取ることが増えました。

古梅園は奈良の老舗の製墨会社で、昔ながらの墨作りを続けていることで知られています。(syoyu-e.com)
墨によって香りや線の雰囲気が少しずつ違うのも、書道の面白いところだと思います。
特に仮名は線が繊細なので、その日の墨の濃さや筆の状態で印象が変わります。
今日は線が柔らかいな。
今日は少しかすれがきれいに出たな。
そんな小さな変化を感じながら書いていると、自然と集中できる気がします。
昔は「上手く書かなきゃ」と思うことが多かったのですが、最近は少し考え方が変わりました。
墨をすって、紙を準備して、静かに筆を持つ。
そういう時間そのものが、書道の楽しさなのかなと思っています。
忙しい日ほど、少しだけ手を止めて墨をする。
その時間が、気持ちを整える大切な時間になっています。
今日もまた、ゆっくり墨をしながら、一文字ずつ丁寧に向き合ってみようと思います。
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